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蝦差牛遺跡

北海道旅行道北エリア  |

北海道の上川町というと大雪山のふもと、層雲峡で有名な街です。また上川町は町をあげてスキーのジャンプ競技に力を入れている町としても有名です。オリンピック選手、国体選手が輩出しています。

蝦差牛遺跡は縄文時代、今から大体1万年ぐらい前に縄文人が住んでいたといわれると遺跡です。遺跡がある場所は層雲峡より町の中心部、上川町の役場に近いJR石北本線の東雲駅に近い、上川町越路です。石狩川から町の後ろに控える江差牛山に向かって少し高くなった所にあります。上川町が開拓される以前はアイヌ人たちはもっと石狩川に近いところに住んで豊富にとれた鮭で生計を立てていたといいます。しかし、鮭を取りやすい河岸は石狩川の氾濫の危険があり、開拓時代は河岸段丘の上を開きました。

この蝦差牛遺跡も川より小高いところにあり、 ここにすんでいたひとたちは石狩川の鮭より、林産品に多く頼った生活をしていたのではないかと推定されます。平安時代を境目にこのあたりは縄文人の森の生活文化からアイヌ人の鮭を中心にした 生活文化に変化していったようです。
この縄文遺跡はアイヌ人の生活場所や鮭に捕獲場所などに重ならないので、生活文化上としては異なる生活文化を有する人達がこの地に住んでいたと推定されます。

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