礼文島は日本最北の離島で、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されています。古来から漁業と観光の町として知られています。礼文島は元々大陸と地続きだったのですが海面上昇により離島になりました。それゆえ、南方の植物に影響されることなく北方植物のみが保護されました。

レブンソウ、レブンアツモリソウ、レブンウスユキソウ、などの高山植物をはじめおよそ300種ほどが生息しています。また、本来であれば海抜1600m以上の高山でなければめったに見られない植物がここでは島全体で見かけることができるばかりか、群生地へと続く花の道がたくさん存在します。一方、礼文島にも展望台があります。桃岩展望台といい、名前からもわかるように、桃の形をした高さ250mの奇岩です。

この展望台からは利尻富士、西海岸、猫岩が望める代表的なビューポイントです。その周りのお花畑は北海道の天然記念物に指定されています。その他にも礼文林道を歩けば礼文島に咲くすべての花を観賞できますが、それぞれの花には開花する期間が皆異なっているので前もってご確認ください。所変わって、スコトン岬では、無人島のトド島が目の前に広がり、それと同時に金田岬、快晴の日は水平線上にサハリンを眺望することができます。なお、トド島にはトドの群れを確認することできます。冬から春にかけてはゴマフアザラシも見ることができます。