アイヌとはアイヌ語で「人」、コタンとは「村、集落」を指します。北海道道東の釧路市、阿寒湖に隣接するアイヌコタンは北海道最大のアイヌコタンであり、北海道唯一の重要無形民俗文化財として登録されているアイヌ古式舞踊(大人1000円、小学生500円)が見学できます。
伝統楽器のムックリやトンコリのエキゾッチクであり美しい音色にのせて、祖先や神々、北海道の厳しい自然に捧げる踊りなどが生で見学できる貴重な機会です。
また、アイヌの言葉でチセとは「家」を意味し、小さな家という意味の「ポンチセ」をアイヌ生活記念館として展示してあり、かつてのアイヌの生活を体感できます。(中学生以上300円、小学生100円)
その自然に感謝をして暮らしてきたアイヌの慎ましやかな生活や心に触れられ、厳しい自然の中をどう家族や仲間、神と暮らしてきたかなどの話を実際に聞くこともでき、当時の生活やアイヌの精神をつぶさに感じられる場所です。
美しいアイヌ文様の刺繍や木彫り、ムックリ演奏や制作、冬季限定でかんじきを履いて雪の上を歩くなど、体験コーナーも充実しています。
ユネスコ世界無形文化遺産に登録されたイオマンテの火祭り(大人1000円、小学生500円)も人気です。ほかの場所では体験することができない、実際の炎に照らされた中でのアイヌ古式舞踊は美しく荘厳です。団体割引やアイヌ古式舞踊とのセット割引、阿寒湖畔のホテルからの送迎もあります。